【策士】変わり者だが歌がうまく棘はあるが指導が上手く皆に慕われてたB子。全てはバスケ部K子への仕返しだった

中学2年の時、小学校からの友人で運動音痴のB子が合唱コンクールが大好きだったんだけど、その理由が体育で暴言吐いて来るバスケ部の女に仕返しが出来るからだった。

B子は相当の変わり者で色々ズレていたが絵や文章、歌が上手く、みんなから一目置かれていた。特に歌は中学の音楽教師に推薦され地域の合唱団に推薦され入団していた程だった。そのせいか幾らいじられる事はあっても苛められた事はなかったようだった。
体育の時間を除いては。

B子は運動が全くと言っていいほど出来ない。特に球技は酷く、バレー部やバスケ部の女子達にいつも罵声を浴びせられていた。特に目の敵にしていたのがK子で、よく
「あんたがチームにいると邪魔」
「どうせボール触ってもろくなことにならないから触らないでいい」
「コートの端にいろ！」
等とデカイ声で言っていた。しかも他の女子は授業が終われば言うのをやめるのに、K子だけは
「ほんっと邪魔だよねーB子！」
等と次の授業が始まるまでデカイ声で言い続けていた。B子が自分の席に着いてじっと俯いていたのを覚えている。