【黒い過去】水商売をしている時に893に口説かれて付き合い始めた。最初は初めての彼氏に浮かれていたがシャブ中になって『組織に殺される』という妄想に取り憑かれてしまい…
上京したての頃、つい水商売を始めてしまった。
そこで知り合ったヤクザにくどかれ、初めて彼氏ができたと喜んでいたが
シャブ中になってしまった。
ある日すごい妄想で、彼氏が私を組織ぐるみで殺そうとしていると思い込んだ。
警察も向こうとグルになってて言えない、電車で帰ったんだけど、電車の中は組織の人でいっぱい。
ドアの窓に映る後ろの人たちが、メモを渡しあいながら私をつけている。
後ろの殺気を感じながらもマンションに帰って、ルームシェアしてた友人に全部を話した。
友人は、ちょうど料理を作っていたのだけど、友人がなぜか悠長にしているのが不思議ではあった。
風が強かったので、ドアの音やベランダの音がすごくて(これは友人も言っていたので妄想ではない)
やつらがこのマンションを囲っている、今突入される!と思い、包丁を握り締めた。
入ってきたら、やつらにやられる前に自分の首を切ろうと思った。
しかし、当たり前だがそのまま何事もなく、自分も何もする気もおきず、1週間くらい布団で眠って過ごした。
その間も、私の誹謗中傷の張り紙が張り出されているとか、この部屋を盗聴されているとか
小さいが性能のいい爆弾が仕掛けられてるとか(なぜか安全ピンだった)いろいろ妄想はしていたが
隣で本を読んでいた友人の親指が、なぜか5つに割れていて小さい指みたいになってるのを確認して
「あ、これは妄想?私は今、妄想見てるんだ」と気づいた。
それからは水商売はしてたけど薬はやめ、普通のサラリーマンと知り合い結婚した。
今でもそのときの友人は親友だし、すごく感謝してる。
私が「ほら!爆弾!」と安全ピンを指して「音が鳴ってるでしょ!?チッチッチッチ・・・」と言ったとき
「ほんとだ。」って言ってくれた。
後で聞いたら、そこで反論したら刺されそうだったから、だそうだが・・・。
ママ友とか親には絶対に言えない。