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【大騒動】脱走ニシキヘビを発見…発見できた意外な理由がこちら・・・

   


アミメニシキヘビは31年前にも市街に脱走して大騒動を起こしていた。

1990年9月3日午前8時ごろ、青森県むつ市のマエダ百貨店が駐車場の特設会場で開催していた「世界のヘビ・大爬虫類展」で、展示していたアミメニシキヘビがアルミ製の飼育箱からいなくなっていることに、飼育員が気づいた。すぐに同県むつ署に連絡。地元警察と消防団員ら約100人と警察犬による大捜索が始まった。

脱走したのは市の中心部で、住宅が密集していた。毒はないものの、体長5メートル、体重40キロ、最大胴回り30センチの世界最大級の大きさで、生息地の東南アジアでは野生の子牛を丸のみにしたという報告もあっただけに、むつ市は大騒ぎになった。

東京からテレビ局のリポーターもやってきた。責任を感じたマエダ百貨店は24時間体制の「ヘビ捕獲対策室」を設置して従業員約40人を動員。連日、竹ざおを手に深夜まで懸命な捜索が続いたが、なかなか手がかりはなかった。

発見されたのは脱走発覚から4日後の7日午後10時ごろだった。百貨店近くの川にかかる橋の下の砂地にいるのを、通りがかった市民が見つけて「ヘビ捕獲対策室」に通報。駆けつけた従業員が捕獲用の棒で頭を押さえ、麻袋に入れて無事に捕獲した。

日の暮れた夜にもかかわらず、橋の下のヘビをなぜ発見できたのか。実は同百貨店では第一発見者に謝礼を支払うというチラシ1万2000枚を市内に配っていた。賞金20万円と高額だったため多くの市民が昼夜問わず、巨大ヘビの姿に目を光らせた。中には危険を顧みず、河原ややぶなどを深夜まで捜索する人もいた。

捕獲対策室は10日に解散し、第一発見者には謝礼の20万円が送られた。

一方でヘビの発見日時を予言した当時43歳の主婦にも感謝状が贈られた。高い予知能力で地元でも知られていた主婦は、同店の関係者の依頼を受けて7日午後に「逃げた場所の近くで長くなっている。夜10時に見つかる」と予言して的中させた。この話題もヘビ発見とともに全国的な話題になった。

日刊スポーツ [2021年5月13日18時29分]
https://www.nikkansports.com/m/general/nikkan/news/202105130000804_m.html
https://www.nikkansports.com/m/general/nikkan/photonews/photonews_nsInc_202105130000804-0.html


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