修羅場ちゃん寝ルっ♪

日常のよもやま話を楽しく紹介するサイトです(´ε`;)

【衝撃的】学生時代、かなり本気で小説家を目指していた→彼女「才能がある!」→二人で原稿に朱を入れるのがデートの定番だったのだが、その後…

   


625: 名無しさん@おーぷん 21/08/19(木)20:34:53 ID:Fn.jr.L1
学生時代、かなり本気で小説家を目指していた。
エンタメ系じゃなくて、ガチの純文学という感じ。10代の頃から公募には出していて、地方の小さな文学賞なら何度か取った事もある。
当時の彼女は自分の一番の読者で、デートと言えばプリントアウトした原稿を2部用意して、喫茶店で彼女の感想を聞きながら朱を入れるのか定番だったっけ。
文芸誌の新人賞で最終選考に残ったこともあるけれど、結局自分には才能がないことを痛感して、大学卒業と同時に文学は諦めて、一般的な企業に就職した。
意外と仕事は性に合っていて、そこそこのポジションにつき、文学やってるより稼げてると思う。だから彼女にプロポーズして結婚した。
ここまでは、割とよくある話だと思う。

ところが妻の方は、まだ諦めてないらしい。
夫は今は生活のために寄り道をしているが、いずれ作家として名をなすはずだと信じているようだ。
正直しんどい。自分はもうやりきって燃え尽きてしまっているので、もう書きたいことも残ってない。
仕事にやり甲斐も感じているし、このまま妻と子供のために働くことに、何の不満も感じてない。
しかし妻は、自分の夫は村◯春樹より才能があると信じているらしく、子供が寝た後に2人で飲んでいる時などに、
「プレッシャーはかけたくないから今すぐとは言わないけど、あなたには才能があるのだから、いずれは書くべきなのよ」
「仕事は辞めたって、私が何とかして支えるから」
などと言ってくる。
これが本当につらい。自分はもう諦めたのだと何度も言ったが、妻は単に弱気になっているだけだと思っているようだ。
妻のことは愛しているが、このままでは一緒にいるのが耐えられなくなりそうだ。
一度、わざとひどい小説を書いて失望させようかと思ったこともあるが、一度は作家を志した身としては、ひどい文章を書くのも、それはそれで身を切られるようにつらい。
どうしていいかわからない。

こうやって愚痴を書くためにキーボードを叩いている今も、妻は新作を書き始めたのかと、こっちをチラチラ見ている。

続きを読む

 - 投稿, 衝撃的