【怒号】シングルファザーのAさんと交際してる私→ある日、Aさん「A息子!私さんを新しいお母さんに..」A息子「なんだとぉおおおーーーー!!」→結果
付き合いだした時、私は25歳でAは33歳、Aさんの息子は8歳だった。
「息子がいるから、付き合いは慎重に」
とのことで、A息子も交えて三人であちこち出かけたり、家デートしたりして、
時間をかけてA息子とも仲良くなった。
付き合いだして2年たってから、AがA息子に
「(私)さんを新しいお母さんに」と切り出したところ、A息子は逆上したそうだ。
「お父さんのお友達」としてならいいけれど、「新しいお母さん候補」としては
受け入れられなかったらしい。
その翌日、私がA宅に行くと「俺の家に入って来るな!」と怒鳴り、話しかけても
無視、食事を作っても食べないなど激しい拒絶反応を食らった。
何とか関係を修復できないかと、あれこれ話しかけたり、A息子の大好きなイチゴを
お土産に持っていったりしたけれど、駄目だった。
A息子にとって「母親」は死んだ母親だけで、私の事は略奪女みたいに見えてたんだと思う。
A息子に拒絶されたまま付き合い続けることもできないので、Aとは別れた。
それから7年後、A息子が職場(接客業)に現れた。
最初、私はA息子だと気がつかず、「(私)さん、久しぶり~」と馴れ馴れしく
話しかけられて
(え、誰? 以前に接客したお客さん?)と、戸惑った。
笑顔であいまいな態度をとっていると
「俺の事、覚えてないの? 冷たいなー。俺、(A息子)です」
とフルネームで名乗ったので、誰だか分かった。
少し前に、地元ローカル誌にうちの店が載ったことがあって、その時私も写真に
写っていた。
A息子はそれを見たようで
「ローカル誌で(私)さんを見たら、懐かしくなっちゃって来てみた」
だそうだ。
いや、今さら来られても。
「またうちに遊びに来てよ! 歓迎するから!」
と誘われたが、
「すみませんが忙しいので…」
笑顔でやんわり断った。が、しつこく粘られた。
「やんわりと」断ったために押せばいけると思われたのかもしれない。
職場だし他のお客様もいるし、あまりきつい態度を取れなかっただけなんだけど。
どうすればスムーズに帰ってもらえるかな―と困っていたら、様子に気づいた
主任が来て、
「プライベートな用は勤務時間外にしてください」
と、私に注意した。私が主任に謝ると、A息子もしぶしぶといった感じで帰った。
主任に事情を話して相談すると、「帰りは尾行に注意、駅までは誰かと帰るか
タクシーを使った方がいいです」とのアドバイスをくれた。
そして当分、高校生が来れそうな時間帯は、出来るだけ裏方に回してもらえる
ことになった。
おかげで二度とA息子に会わずに済んだのだが、同僚によると、その後も何度か
店に来ていたらしい。
3か月もすると、姿を現さなくなってホッとした。
でもまた来るかもしれないので、上司に頼んで他の店舗(市内)に異動させて
もらった。
異動してから二年以上経つが、A息子が姿を現したことはない。