【猛反対】30代半ばの姉「父さん達!私はこの人と結婚するわ」親「ダメだ!この結婚は絶対に許さん!」姉「なんで反対するのよ!?」→結果
いい年した娘の結婚を親が反対するのもおかしい話ではあるけど
親戚や、いとこの縁談に差し支える可能性のあるお国の人だったので
仕方がなかったかも知れない。
正直なところ、私自身も複雑な思いだった。
私は当時、結婚して娘がふたりいたんだけど、その国の人と姻戚関係になることには
娘への余計な心配してしまったし、義実家に対しての世間体のような気持ちもあった。
姉とも実際あまり仲の良い姉妹でもなかったし、応援する気持ちにはなれなかったんだ。
更に拙い事に姉は家を出ていく時、母の財布からキャッシュカードを抜いて
おろせるだけのお金をおろした(40万ほど)だけでなく
その頃入院していた祖父の部屋から、祖父の箪笥預金200万も持って行った。
カードの暗証番号は、母が姉を信頼していたから
なにかの時のためにと以前教えてあったのが仇になった。
祖父の箪笥預金は、以前から両親が物騒だから銀行に入れておけと
再三言ってたのを聞いてて探したらしい。
とにかくそんなふうにして出ていったから余計に父の逆鱗に触れてしまった。
姉の居場所は両親には分かっていたようだけど(調べたらしい)
一切会いに行くことは無く、姉が戻ってくることもなかった。
が、父が亡くなったあと、姉が帰ってきた。
昔から仲の良かった従姉とはずっと連絡を取り合ってたらしくて
その従姉から聞いて知ったそうだ。
姉は「亡くなる前にしっかり話をして和解したかった」と言った。
子供はできなかったけど夫婦仲は良く、今は夫婦でスナックをしているそうだ。
へー、ふーん、と返事はするものの、どうでもいいやと思った。
「それで、お父さんどれぐらいお金残してるの?」って聞いてきて、やっぱりねって思ったし。
「相続の為に帰ってきたの?」って聞いたら
ちょっと慌てながら「それだけが目的ってわけじゃないけど・・・」って。
「ああ、ごめん。泥棒したお金返しに来てくれたんだね」って言ってやったら固まってた。
実は姉、駆け落ちしたあと一度実家に泥棒に入ってる。
祖父が死んだとき、祖父は交友関係が広かったから多くのお香典が集まった。
うちの親は共働きだったし、葬儀のあとバタバタする日が重なり
そんな時を狙ったように泥棒に入られた。
両親にはそれが姉の仕業だと言うことはすぐに分かった。
ご近所さんが“実家に帰省していた姉の姿”を目撃していたから。私たちの留守中に。
それも今思えば、要らんこと言いの従姉から祖父の死を聞いたんだろう。
実家の鍵は取り換えられて、以降そんなことはなくなった。
ちなみにこの時の泥棒については後に姉自身が認めている。
そんなことがあったから、父は家裁で姉を相続廃除する手続きをし
正式な遺言書も作成してあった。
母も同様の手続きをしているらしい。