【修羅場】高校入学に当たって戸籍抄本を学校に出すことになった→親戚に頼んで取り寄せてもらったのだが・・・親戚「お前の名前、なんか違うぞ」
聞いた話&当事者も既にうろ覚えなのでいろいろおかしいかもしれないけどその辺は適当に。
数十年前のこと。国代さん(仮名)は高校入学に当たって戸籍抄本を学校に出すことになった。本籍がある
田舎県の伯父さんに頼んで取り寄せてもらったら戸籍の名前が「国子」になってた。
出生届を出した伯父さんが間違えたらしい。で、その伯父さん「そう言う事でお前は今日から国子だ」。
なにが「そう言う事」だよ!国代さんは怒った。訂正は出来ないので改名するしかない。その改名も手続きと
正当な理由が必要だった。
しかし国代さんの両親は自営で超忙しく、諸費用は出してくれたが手は貸してくれない。親戚はみんな遠い
田舎県。国代さんは長子なのできょうだいも頼れない。
15歳の国代さんはただ一人でお役所と家庭裁判所に通った。貰った手紙だの学校の成績表だの国代さんと
して生きてきた実績を抱え、何度も通った。
そして改名にこぎつけた。まあ、この手の間違いは珍しくなかったらしいし、15歳でも何とかなった。
そんな国代さんは私の母。
今時の言葉で言うなら「アイデンティティを守るための闘い」の話は私が小さい頃から繰り返し聞かされた。
そして今年の正月。居間のテーブルに置いてあった母友人からの年賀状が目に付いた。
私「なんだこれ『國代様』になってるよー友子さん(仮名)ったらー」
母「あ、それが本名。戸籍は旧字体なの」
な ん で す と ー !!!
○十年も娘やってて新事実発覚。母のこだわりポイントが本気でわからなくなった私の修羅場。