【修羅場】古希を迎えた義父母「いいとこ見つけたから〇〇(老人ホーム)に入る。その施設は~」私『すごいわ!義父母らしいわ~』→この直後、修羅場状態に!
長くてすみません。
夫は長男。義実家は同じ市内で車で30分ぐらい。義姉夫婦も同じ市内で車で10分ぐらい。
義弟夫婦は転勤族で全国の県庁所在地を転々。という位置関係だった。
うちと義姉夫婦の所は子供がひとり。義弟夫婦は子梨。
義父母は共通の趣味(史跡巡り旅行)を持ってて、とても仲が良い。
夫ら子供たちに対しては良い意味で淡白と言うか、孫のお祝い事にはお祝い金やプレゼント下さるし
旅行すれば旅行先から海産物や果物など送って下さったりするけど子供たちの生活には無干渉な人。
変な言い方だけど“お金は出すけど口は出さない”良ウトメ。
義姉は嫁ぎ先でお舅さんの介護してるし、義弟は転勤族なので
何かあったら義父母のことはうちがお世話するんだろうなーと漠然と考えていた。
が、義父母が古希を迎えたある年に全員が集まった時の事。
「いいとこ見つけたから〇〇(老人ホーム)に入る」と宣言された。
ふたりともまだ古希を迎えたばかり、要支援すら受けていないぐらい元気に自立していたが、
そこは元々自立か要支援が入居条件なんだって。
でも今後要介護になっても終身面倒みてくれるらしい。
窓から富士山が見える場所で、何度か見学に行って体験入居もいつの間にかしてた。
呆気にとられながらも義父母らしいなーって思ってたが、
「そんなわけで、自宅も処分していくから」って義父が発言してから義弟夫婦が分かりやすく取り乱した。
なんでも自分たちは転勤貧乏で、兄ちゃんや姉ちゃんは地元で暮らして家持ってるけど
自分だけこんなんだからいずれ地元に戻ったら実家を貰うつもりだった。ってことらしい。
それを聞いて義父は「自分たちは親の介護で苦労したから子供たちにはそういう思いをさせたくなかった。
幸いこの家は地価が上がってくれたので、処分すれば蓄えと年金を合わせてやっていけると言う算段なんだが
この家を欲しいってことは父さんたちの面倒を見る覚悟はあるのかな?」と聞いた。
黙ってる義弟夫婦に今度は義母が「口を開けば転勤貧乏って言うけど(確かにしょっちゅう言ってた)
帰省してくるたびに交通費として援助してたでしょ。まさかただの小遣いとでも思ってたの?」と。
年末年始に帰ってくると毎回30万ずつ交通費として渡してたんだって。
義母としては、うちや義姉夫婦の所には子供関係でお金を出す事があったけど
義弟の所には子供がいないのでそれがないからってことも含んだお金だそうだ。
確かに子供関係って言ったって年間でそんなに貰ったりしないから、転勤貧乏への援助だったんだろうな。
結局その半年後に予定通り家を処分してホームに引越して行ったが、
引越す前に生前贈与としていくらか義弟だけに渡したみたい。
但し相続時にはそのぶんを相殺することは念を押したそうだけど。
夫と義姉に、事前に今回のその話はあったらしいけど、それについてはふたりとも特に何も言わなかったとか。
介護が嫌だとかそう言う事ではなく
親がそんなふうに考えて、自分たちで気に入ったホームに入る決心をしたのなら
子供が何を言うこともないと思ったって言ってた。私も賛成。
あとで聞いたら、10ヶ所ぐらい体験入居したんだって。凄いw
この間の年末年始、義父母がいるホームの近くの温泉地で宿をとって
義父母も一緒に義姉一家と私たち一家で年越しをした。
義弟夫婦はあれ以来、地元に帰省してくることもないし、その時も誘ったけど来なかった。
もう来るメリットがなくなったってことなのか・・・な。
義弟の話になると義父母が寂しそうなのが堪らない。