実家で飼っていた猫の名前が『父が昔好きだった女性の名前』だった
引用元: https://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1609878086/
小学生の頃に姉が猫を拾ってきたんだけど、拾ってきた翌日に学校に行ってる間に父が猫の名前を付けちゃって(仕事休みだった)、猫用品も一式買い揃えられてた
どんな名前にしようか姉と相談し合ってたし、猫グッズも選びたかったからがっかりした
姉と一緒に抗議して、仕事から帰ってきた母に事情を話したら父に色々言ってくれたけども、
この名前が嫌ならうちでは飼わない!とキレ気味に言われて渋々受け入れた
不満はあったけど、当時は親の言うことは絶対だと思ってたし、猫が飼える喜びが勝ったのもあって、そのうち気にならなくなった
飼い始めて何年か経った頃に、姉に「○○ちゃん(猫)の名前の由来って知ってる?」と聞かれた
知らない、何?と答えたら、姉が「お父さんが昔好きだった人の名前なんだって」と言った
その瞬間指先と背中がビリッとして、寒気みたいな感覚に襲われた
なぜ姉がそれを知っているのかというと、ある日姉と父が二人で家にいる時に父がポロッとこぼしたらしい
それを聞いた姉が驚いて、好きだった人の名前つけたの!?と言ったら、父は慌てて「嘘だよ嘘」と取り繕ったらしい
それを聞いてドン引きした
本当に嘘だったのかな?、いや嘘だっていうのが嘘でしょ、なんかやだね…、と姉と言い合った
○○ちゃんが悪いわけじゃないけど名前呼びづらいねという話になり、以後は猫のことはあだ名で呼ぶことにした
そして、お母さんが知ったら悲しむだろうからこのことは絶対に秘密にしよう、ということになった
父のことは気持ち悪くなってしまって、大事な相談とかは母にだけするようになった
それが20年以上前の出来事で、猫はもう虹の橋を渡った
猫のことは、ちょっと複雑な気持ちはあったけど呼び方を変えたおかげか変わらぬ愛情を注げたと思う
でも例の名前には苦手意識が残ったままなんだよね
名前に罪はないって分かってはいるんだけど、不意に耳にすると一瞬息が止まる感じになって耳がカーッと熱くなる
それと、父のことが気持ち悪という感情が未だに拭えずにいる