【叫び】両親&妹「お前とは絶縁する!今すぐ家から出て行け!」俺「何も悪い事してないのに、なぜだ!?」両親達「お前が痔だからだよ!!」→結果
俺は痔だった。
痔のせいで両親と妹から絶縁を言い渡された。
大学に入るのと同時に家を出て、そこで出会ったのが嫁だった。
夏の暑い日に、コンクリの上で友人と数人で涼んでいた俺達に、誰可が声をかけた。
「コンクリの上に座っていると痔になるよ」
その時の俺のリアクションで、嫁はピンと来たらしい。
それから、何かと俺との距離を詰めてくる嫁。
二人の距離は縮まるが、男女の関係にはならなかった。
俺には痔によるトラウマがあって、ある種の人間不信になっていたからだ。
そんな関係を一年以上続けて、嫁の誕生日に、嫁の部屋に招待された。
俺は他の友達も呼ばれていると思っていたんだが、部屋に入って初めて嫁と二人きりだとわかった。
微妙な空気が流れる中、ケーキを前に嫁のカミングアウトが始まった。
嫁「笑わないで聞いて欲しいんだけど、私、痔なんだ」
嫁は涙を溜めながら、今まで誰にも相談できなかった事、苦しんでいる事、もしかして俺も痔なのかと思って近づいた事を告白した。
そして、痔は関係なく俺に好意をもったと、近づいた目的が痔の仲間と言う不純な動機だったのでフラレてもしょうがないと涙を流した。
俺も泣いていた。
俺も痔の出血を止める目的で妹のナプキンを無断に使用した事を始め、全てを嫁に話した。
二人で抱き合いながら号泣した。
そして、俺と嫁二人の痔との戦いが始まった。
二人で病院を探し、春休みを目標に手術をする事にした。
お互いの通院には付き添った。
お互いの病状も確認し合った。
お互いの手術が終わった後に、二人で暮らし始めた。
大学を卒業して、一年近くたった嫁の誕生日に入籍した。
子供はまだ作っていない。
嫁の痔と、その原因の便秘が完全に治るまで待とうと話し合っている。