【ドン引き】支払いを渋る『未払い』の状態って、世間一般的にはオカシイってマジ?
理由としては主に
①単純に支払いが出来る余裕や予算が無くなった
②支払いに充てる予算を別の企画の予算に回す事になった
③予算を浮かせてプールする、若しくは偉い人がポッケナイナイする為
④仕事を依頼した人間とトラブルがあったりして気に食わないから
というもの。
③・④はさすがに論外だけど、①・②は最初は内心嫌だったけど上司の命令に従う内に罪悪感は薄れ、言われずとも自ら実施するようにもなった。
「お金が無いんだから仕方無い」「思っていた程のクオリティ、売上じゃ無かったし…」と自分達が若干被害者みたいに思っていた節もあったし、
「業界とはこういうもの、嫌なら他の仕事すれば?」と居直っていた節もあった。
④から発展して、③の理由になる事もあって、その時は「トラブル起こした(実際はトラブルじゃなくこちら側にも問題が多々あった)からしょうがないじゃん」とすら思っていた。
一部未払いや全額未払いすると、さすがに相手には文句言われるけど結局泣き寝入りしてくれるケースが殆どだった。
こちらも法務部が強い事をアピールしつつ圧かけてたのもあるし、裁判してもあちらが損をするだけという謎の自信があった。
実際それは正解で、会社の看板で戦えるこちらと、所詮は一人親方な相手では会社側がかなり有利な事は事実だし、
金銭面等でトラブルになると「トラブルを起こした人間」って事で相手の評判の方が悪くなりがちだし、私自身はやってないけど
上の指示で関係各所に怪文書が飛んで行った事も何度かあるのは知っている。当時は完全に感覚が麻痺していた。
諸事情で転職し、転職先で予算が少々厳しい事があって、前職の雰囲気で未払いの流れに持っていき、相手からの抗議も無視していたら、
上司から同僚まで、ありとあらゆる方向から叱責され、クビ寸前まで詰められて初めて自分の感覚がヤバいって理解したよ……
「貴女は飲食店に入り料理を注文して完食したのに金を払わずに店を出るのか、店に入って商品を持っていって抗議した店員を逆に罵るのか、
そういうのは世間的には『泥棒』と言うと思うのですが、違うのですか?」と懇々と当時の上司から詰められ、未払いするのが当たり前だという感覚が
世間一般とはかけ離れているのが心底理解出来たよ。
結局そこの会社は色々と居づらくなって自分から辞めたけど、再就職先では反省して普通に支払いしてる。
多少納得いかない事があっても支払いはして二度と依頼はしないだけ。
これが出来る様になった自分偉いって若干思っていたけど、よく考えたらこれって当たり前の感覚なんだよね……
業界にもよるけど、未払いが当たり前の感覚に慣れると、ちょっと違う業種に行ったら理解し難い感覚にはなると思う。
仕事させといて支払いしないとか大丈夫じゃない事が当然となる事も業界によってはあり得るのかもね。
別に自分がいたのも零細ではなく、それなりの規模の企業だったし……