バイトで新人君の指導係になった。「相談がある」と話を聞いたら…新人君はすぐバイトを辞める事に→新人君「親に勉強勉強言われて…
私=大3の女 新人=大1の男
バイト先は男女比6:4くらい。学生が多く、正社員さんが3人で責任者以外は若い。
休憩時間は休憩室があって、ざっくり男女に分かれて座ってる感じ。
男女仲はいいけど休憩はやっぱり同性と話したくて固まる。
新人君を男性たちのいるテーブルに紹介して自分は女性側のテーブルに行こうとしたら、新人君が付いてきた。
付いてくるなとも言えないから女性側のテーブルにも彼を紹介。
彼は端っこの席に座っていた。
次のシフトの日、新人君に「仕事のことで相談がある」と言われ、マックに誘われたが休憩室で話を聞いた。
新人君「親は勉強勉強しか言わない人で、言われた通り勉強しかしてこなかった。
学校と塾と家の往復。友達が一人もいない。趣味もない。
いい大学に入るのが目標で、大学に受かったら目標がなくなった。大学でも友達ができない。話題がない。何もしたいことがない。友達になって下さい」
「私はただのバイトの先輩だし、友達は同性の方がいいと思うよ」と言っても「あいつらのノリについていけない」
「ノリが合う男性もいるよ。サークル入れば?」
「やりたいことがない」
「友達が一人もいなかったってことないでしょう。クラスでしゃべる生徒いなかったの?」「いない。テレビかゲームの話ばかりで合わない」
「本とか読まない?読書サークルとかあるよ」
「娯楽として本は読まない」
「映画は?」
「ストーリーが途中でわからなくなるから観ない」
とにかく友達になってくれと涙目で頼まれて、怖くなって
「ごめんやっぱり同性の方がいいと思うよ」で振り切って、あとで責任者に相談した。
私は彼の指導係から外れ、もっと先輩の男性が指導係になった。
新人君は結局一ヶ月もたずやめてしまったけど、その間ずっと無言で睨まれて怖かった。
休憩の間もずっと一人だったし本当に友達ができないようだった。
親が厳しかったのは気の毒だけど、やっぱり初の友達は私には荷が重過ぎて無理でした。