【英国】仲良しご近所さん49人でスペイン旅行、数人で行く計画が「私も」「俺も」と
隣人がどのような人なのかよく分からないというケースも決して珍しい話ではないが、
そうした環境とは正反対とも言える“仲良しな住民たち”が英国で暮らしている。
先日、一部の住民が旅行を計画したところ、話を聞いたほかの住民からも「私も行きたい」
「俺も俺も」と続々と参加希望が集まり、結局、総勢49人の大人数でスペインへの旅行に
出かけたそうだ。
英放送局BBCや英紙デイリー・メールなどによると、一緒に旅行に出かけたのは英南西部の街
ハーバーフォードウエストのコロネーション通り沿いで暮らす住民グループ。
旅行が企画されたきっかけは今から1年前、近所の数人がバーベキューを楽しんでいたときに、
メンバーの1人が「一緒に旅行へ行こうよ」(デイリー・メール紙より)と提案したことだった。
これにその場に居た48歳のポール・ジョンさんも「素晴らしいアイデアだ」と賛同し、
仲良し6~7人のグループで行こうと旅行の計画を練り始めた。
ところが、「みんな子どもの頃から住んでいるので、近所の人は長い友人関係」(BBCより)が
築かれているこの地域。ジョンさんたちの計画は、あれよあれよと周りに知られていった。
すると、ジョンさんのもとに「私たちも行きたい」と参加を希望する家族が次々に現れ、
数人で行くはずだった旅行計画は、いつの間にか総勢49人の団体に。
そして結局ジョンさんがまとめ役となり、街の旅行代理店に予約を申し込むこととなった。
この予約に、代理店も「今まで受けた中で最も大人数」(デイリー・メール紙より)と
ビックリしていたそう。
それでもスペインのリゾート地イビサ島のホテルに予約が取れると3か月の赤ちゃんから
60歳の大人が混ざったご近所さんご一行は、8月末から全員がしっかり休みを取って準備万端。
そして悪天候が続く英国から、1週間の予定で夏の陽射しが降り注ぐイビサ島へ出発したという。
これだけの大人数に関わらず、普段からお互いの人となりが分かってるだけあって、
イビサ島での時間は全員思い思いに過ごせたとのこと。
時には一緒にボートで楽しみ、散歩に行きたいという夫婦がいれば、ほかの大人が子どもの世話を
買って出て2人を行かせるなどチームワークも抜群で、日頃から築かれていた信頼と寛容の間柄が、
旅行の楽しみを高め合う方向にうまく機能した格好だ。
そして、49人の一行は9月5日に無事帰国。
旅行先での問題は「日焼けと二日酔いだけ」とジョンさんが語ったように、全員が充実した夏休みを
過ごせたようだ。
住民たちはよほど今回の旅行が楽しかったようで、早くも「来年また皆で行こう」と計画を
立て始めているという。
ソースは
http://www.narinari.com/Nd/20110916363.html
“複数のメディアがこの話題を伝えている”という画像は
Daily Mailのサイトから6th September 2011
We're ALL going on a summer holiday: 49 neighbours jet off for joint trip to Ibiza
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2034195/Summer-holiday-49-neighbours-Ibiza-trip-together.html
画像は