【悲しいい話】昔、母の彼が来るとよく外に出された。ある寒い日、まともな防寒具も食物も持たされず外へ出された日不思議なお姉さんに遭った
1
私はいわゆる放置子だった。
お父さんは気が付いたらいなくなってて、お母さんとふたりで暮らしていた。
お母さんはだいたいいつもお酒臭くて、ときどき男の人を連れて帰ってきた。
男の人が来ているときは、雨でも夜中でも外に出されてつらいけど、
その後は、しばらくお母さんの機嫌が良くなるから助かってた。
私はいわゆる放置子だった。
お父さんは気が付いたらいなくなってて、お母さんとふたりで暮らしていた。
お母さんはだいたいいつもお酒臭くて、ときどき男の人を連れて帰ってきた。
男の人が来ているときは、雨でも夜中でも外に出されてつらいけど、
その後は、しばらくお母さんの機嫌が良くなるから助かってた。
小学三年生の冬、お母さんに彼氏ができた。
今までの男の人と違って、家に何回も出入りして、いる時間も長かった。
外に出される時間が多くなって、とても困った。
子供がいていい場所って案外ないんだよ。
特に夜中だと、すぐに大人に声をかけられて
「おうちは?おとなの人は一緒じゃないの?」
って聞かれる。最悪保護されて家に連絡される。
そうするとお母さんがとっても怒って三日くらい怖い。