小指くらいの大きさのハオコゼが釣った。背ビレに毒があるのを知っていたので、タオルでくるんで針を外そうとしたら人差し指がチョコンと当たった。アッという間に強烈な痛みが…

20年程前の正月、とある田舎の漁港に釣りに行ったんだが、そこで小指くらいの大きさのハオコゼが釣れた
背ビレに毒があるのを知っていたので、タオルでくるんで針を外そうとしたら、背ビレの一部がタオルを突き通していたのに気づかず右手人差し指がチョコンと当たった
一瞬チクッ！としたが、小魚だとナメたのがいけなかった
しばらくすると、指先がジンジンしてきたと思ったらアッと言う間に強烈な痛みが襲って来た
手の甲はハンパ無いくらい膨れ上がり紫色に変色するわ、右腕全体が痙攣しだすわ、息は速くなるわ、心臓が音が聞こえそうなぐらいドクドクと速うちするわ、全身から油汗が噴き出すわ、とにかく痛過ぎて声も出ずウゥと呻く事しか出来ない
漁港は正月で誰も人がいないし、当時は携帯も無かったから救急車も呼べず、このまま逝っちゃうんじゃないかと思った時が最大の修羅場でした
そのままうずくまったまま4時間ぐらいして、やっと痛みが治まったけど、人生でベスト3に入る痛さとパニックだった