【どんな神経?】俺の妻が昔、紅茶にアレルゲンを混ぜられ顔がパンパンに腫れ上がり、真っ赤になった。女性の1人が携帯で写真を撮り「こんなことになってる」と妻に教えて…。
妻のアレルゲンは乾燥させて細かい粉状にしたものが売ってるので、サッとふりかけたと犯人は自供してる
飲む前にすぐにバレて笑い話になると思っていたそうで、この浅はかな行いはほんの出来心だったそうだ
アレルゲンをとったとき、妻は顔がパンパンに腫れ上がり、のぼせたように真っ赤になっていた
妻自身、最初は「顔が熱いな」としか思ってなかったそうで、対処をしなかったために、あっという間に息苦しくなり、同時に周りが顔の腫れ驚いて指摘
妻はそのときにヘルペスが出て体調不良なので、それが体調不良かヘルペス所以のものだと思ったそうだ
女性の1人が携帯で写真を撮り、「こんなことになってる」と妻に報告し、その画像を見て、妻は自分の症状がアナフィラキシー症状だと理解
救急車を呼び、エピペンの使用後、妻はいつの間にか意識を失い、目覚めたら病院にいたそうだ
妻が意識を失ってから目が冷めるまで、妻のパンパンに腫れた顔の画像が周りに広まっていた
「顔こんなんになって倒れた!アレルギーだって!何で?お茶飲んだだけだよこの子!アレルギー怖い!」
そんなメッセージと共に拡散された
周りは最初、「顔三倍くらい腫れ上がってるじゃん!大丈夫なの?」「相当ひどいよね、意識戻った?お見舞い行っていいかな」と心配するメッセージばかりだった
しかし、一週間、一ヶ月、二ヶ月とたつうちに、妻の画像を弄りに使い出す人が現れた
妻は体重が45キロの痩せ型だけど、胸がある
その体型を弄るために、「昔は顔がパンパンのデブだった。胸は当時の脂肪の賜物」と、例の画像を利用した
俺にも「こいつ昔超デブでさー」と、その画像を見せてきたので、「何が楽しいの?」と答えたら、「冗談にマジになんなよw」とヘラヘラしていた
妻も周りもドン引きしていたが、画像を見せてきた男とそいつの取り巻きは
妻や周りの「その画像消して」という言葉も、「必死になるのは図星だから」といじりに繋げた
結局何を言っても無駄だと全員無視を決め込んだので、俺も無視を決め込んでいた
大学生ともなると、周りも馬鹿ではないので、いじる連中はあっという間に孤立した
画像を広めた女性も少なからず友達を失ったようだった
それから数年、最近ささやかな祝賀会を開くことになり、主役と仲の良かった大学のメンバーが集まることになった
いじってきた主犯格の男も参加したがったらしいが、主催側が拒否したため来られなかった
祝賀会は同窓会もかねており、久しぶりに会った学友らと思い出話に浸っていたとき
学生のころはあまり絡みの無かった、とてもふくよかな人物が、妻に向かって「失礼を承知で伺いますが、昔とても太っていらしたんですよね」と話題を振ってきた
妻が「どうしてそんなことを」と尋ねると、例の画像を見せてきた
その人の話では、当時の妻を知る男性(参加を断られた人物)が、「こんな人が参加してるかも」と画像をくれたそうだ
その人はきれいに痩せたくて、妻に痩せ方を聞こうと思い話しかけてきたそうだ
周りが「それは嫌がらせの為画像よ」と伝えたところ、「そうですよね、こんな細身の人が昔太ってたなんて思えないし」と肩をがっくり落としていた
気の毒になって皆で話を聞いていたところ、その人は薬の副作用で30キロちかく太ってしまったそうだ
そんな人の真剣な悩みまで利用して、嫌がらせをしてくる神経、そしていまだに妻に何らかの接触を試みようとする神経が1ミリもわからない