【気付いた】ローカルの情報番組で季節物の商品集めたイベントを紹介するコーナーがあった。それを紹介する方がトランスジェンダーだった。男性なんだけど髪型も服装も女性で…。
二ヶ月ほど前に地方ローカルの情報番組で、季節物の商品集めたイベントを紹介するコーナーがあったのね。
それを紹介する方(作った人でなくバイヤー的な人)がトランスジェンダーだった。
おそらく男性なんだけど、髪型も服装も女性。
口調は説明が難しいんだけど、柔らかい口調。(いわゆるオネエ言葉ではない)
最初はあれ?と思ったけど、すぐにトランスジェンダーだと分かった。
一緒に見てた母は???状態。
「あの人男性みたいね」
「みたいじゃなくて、多分男性。トランスジェンダーじゃない?」
と言ったら納得してた。
で、「私はトランスジェンダーです」という自己紹介もなく、アナウンサーも「こちらは女性の服装をしていますが~」等の説明もなくコーナー進行。
私の母の様に???な人も視聴者にはいたと思う。
でもハッと気付いた。差別をしないっていうのはこういうことだな、と。
私はLGBTに対して偏見はない。
でも偏見に晒されている人がいるのは知っているので、そういう人達が生きやすい世の中になればいいなと思ってる。
でも、そういう思いをプラカードにして首から掛けて歩くわけにもいかない。
そもそもわたし一人が声高に叫んでも変わるもんでもなし、差別や偏見を無くすのは難しいなと思ってた。
それがその番組を見て、その人をその人として映すだけでいいんだなと分かった。
私はトランスジェンダーです、と説明しなくてもいいんだね。私は男性です、女性ですってわざわざ言わないもんね。
私は男性として生まれましたが、心は女性です、と名乗ってと要望しなかったイベント関係者を尊敬するし、
そう名乗ってと希望しなかった地元放送局を誇りに思う。