【え?】レストラン店員の仕事をしてた時、忘れ物のマフラーがあった。とても高級なマフラーだったので忘れ物の記録をつけながら「わあスゴイね」と他の店員と話してると…。
ある冬の日、座席にお客さんの忘れ物のマフラーがあるのを見つけた。
他の店員と一緒に忘れ物の様子を検めると、とても高級なマフラーだったので、
忘れ物の記録をつけながら「わあスゴイね、カシミア製だ。きっとすごく値段高いよ」「わーホントだー。こんな高級品、もし私が持ち主だったら絶対あわてて取りに来ますよー」なんて話していた。
そこに通りかかった別の既婚女性の店員が、
「何々、アンタたち、このマフラー狙ってるの?」と、話しかけてきた。
自分たちは「マフラーを狙ってる」の意味を「同じ品物を買おうとしている」という意味だと思い、「もし自分なら、何色のマフラーがいいなあ」とか「アタシは手袋が欲しいですー」などと、欲しい冬物の小物の話題を返した。
それから何週間かたって、忘れ物を置いてある棚を見ると、くだんの高級マフラーが、まだそのまま置かれていたので、
「あれっ、このマフラーまだ持ち主の人取りに来ないままなんだ?高級品なのに、もったいないね」と、何気なく言ったら、
以前「マフラーを狙ってる~」と声をかけてきた既婚女性店員が、
「ああっ!またアンタこのマフラー狙ってる!」と、また言ってきた。
意味がつかめず「???」となっていると、既婚女性店員は「ダメよっ、高いからって、目をつけて!!」とか、「持って帰っちゃ!!」などと、まくし立ててきた。
ニブイ自分にも、ここに至って、その既婚女性店員が言う「狙ってる」の意味が、忘れ物を置き引き?っていうのか、「パクって持ち帰るために目をつけている」という意味だと、ようやく理解できた。
その既婚女性店員の神経がわからなかったが、
その後、その既婚女性店員は、不倫騒動を起こして、かなりゴタゴタしたのだと聞いた。
その既婚女性店員は、ナチュラルに思考回路が盗人だったのか。
高価な忘れ物を見れば「パクれる獲物を狙えるチャンス!」と、すぐに考えられたのか。
不倫騒ぎも、よその人の結婚相手だから、盗みたい、パクリたいと思ったのか。
「盗みたくてたまらなくなる病気」というものも、世の中にあるそうなので、もしかしたら、そうした病気の患者だったのか。
いろいろと気味の悪いできごとだった。