【え！？】近所の爺さん→会釈をする程度で会話をすることはなかったが、俺が社会人になった頃あたりから親しげに話しかけてくるようになった→しかしある月曜日…

近所の爺さん。
たまに会うと会釈をする程度で会話をすることはなかったが、俺が社会人になった頃あたりから、ばったり会うと親しげに話しかけてくるようになった。
俺も大人だから当たり障りのない世間話をした。
ある月曜日、久しぶりに有給休暇が取れたので買い物に行き帰宅したところ、ばったり爺さんに会った。
爺さんはワザとらしいでかい声で「あれ、今日は何曜日だっけ。今日は月曜日だよな。会社休みか。あ、ハローワークに行ってたんか。あんたリストラされたんだな（笑）。」
一瞬何の話をしているのかワケが分からずポカーンとしていたが、イヤミのようなつまらない冗談でも言ったのかと思い家の中に足早に入った。
なんか嫌な感じだなと不愉快になった。
数日後、出勤するので家を出たら、爺さんが待ち伏せしているかのように立っていた。
先日の不愉快な事を思い出し、挨拶したくないから下を向いて気がつかないフリをして通り過ぎようとしたら、大声で話しかけてきた。
「これから面接か！頑張れよ。」
俺はとっさに「いいえ、これから仕事ですけど何か」と言い返した。
爺は「なに暗い顔して下向いてんだよ。あ、会社に行ったら怒られるんだな。なにやらかしたんだ。」
俺は頭にきたが会社に遅刻したくないから足早に去った。
この爺はなにか俺に恨みでもあるのかと電車の中で考え込んでしまった。