【修羅場】図工の時間に『飛び出す絵本』風のカードを作った→先生「あなたが考えたの?」私「はい!」→すると…クラスの女子が泣き出し…
1年の頃、図工の時間に「運動会の招待状を作る」ってものがあったんだけど
自分は(ちょっとこの辺記憶があやふやだけど)幼稚園の頃に見た知育番組でやってた方法をちょっといじって
『飛び出す絵本』風の招待状を作った
すると先生に「これ、○○さんが考えたの?」って聞かれて、自分は深く考えず「はい」と返事をしてしまった
絵や配色はオリジナルだったし、『飛び出す絵本風にしよう』っていうのは自分の発想だったし
しかし実はこの小学校では「一年生が作った運動会の招待状のうち一枚を町長に送る」っていう風習(?)があって
その年は「絵が飛び出す」という飛道具を使った自分の作った招待状が選ばれることになったんだが
自分の発想をほめちぎりながらそれを担任の先生が発表した瞬間、一人の女子が泣き崩れた
親が絵の仕事をしてるめちゃくちゃ絵の上手い子で、お姉さんも招待状書きに選ばれたって子だった
そして「先生、○○さんの作品は泥棒です。××(番組名)からアイデアを泥棒してます!」って叫んだ
「そうだ!」「飛び出す絵本なら××で俺も見た!!」と次々と上がる声
先生に「○○さん、あなた××ってテレビを見ててこれを作ったの?」って聞かれた自分は
「はい」としか答えられなかった
その後の朝の会は学級会という名のつるし上げ会になり
「アイデアを盗むのは悪いと思いまーす」
「絵の上手い女子さんがかわいそうだと思いまーす」
と、言われ続ける45分+αを過ごした
1年生の語彙力じゃ弁解とか無理だしそもそも弁解の機会すら無いまま、
「アイデアは人やテレビから泥棒せず、全部自分の力で考えなきゃ駄目ですね」みたいな担任の言葉で学級会は終わった
町長に送られる招待状は絵の上手い女子さんのものに変更になり、それから自分のあだ名は「泥棒」
友達の輪にも入れてもらえないし教師も見て見ぬ振り
親も「言うだけ無駄だ。我慢しろ」って態度
(実際、多分親が出て行っても意味は無かった)
あの二年間で「正義は我にあり」ってなった人間たちの恐ろしさを嫌と言うほど学んだ