配送業だけど3年以内離職率が8割に到達した。「この仕事に未来があると思えない」と言って辞めていく

3年以内離職率が8割に到達した。
10人採用して8人辞めて、残りの2人も午後休が多い。
ほぼ全員「この仕事に未来があると思えない」と言って辞めていく。
ガチ配送業者じゃないのがキモで、A社とB社の支払いサイトが合わないので、
両者にとって都合のいい支払いサイトを提示して中間に入って、
「宅配便で送るのは失礼だから」と自社配送する仕事。
配送の合間にお客様に挨拶して、「なんか注文ください」って言う仕事。オフィスグリコが一番イメージに近い。

これがまだ商社機能として「材料や必要部材安定供給します！」とかならまだしも、
「〇〇（アマゾンやヨドバシ的な在庫数量の分かるポータルサイト）にないです。あきらめてください」。
20代30代大卒男子を集中採用し、上記の仕事内容である。
そりゃ辞める。
みんな一時的に我慢して勤め始めても辞める。

このままバンバン採用してバンバン辞めてを繰り返すのもいいけど、
業種的にそんなに人が入れ替わり立ち代りするのは珍しいのと、
ここ〇年間で転職サイトに払った金が億を超えたので、
会社として「なるべく金をかけずに人間が定着するにはどうしたらいいか」を真面目に話し合ってる。

同業他社の営業何人かに「離職率低下のために何をしてるか」を聞くと
「金と休みと人生のイレギュラーに対応する」と答えが来る。当たり前だ。
そしてそれには金がかかる。

なので、離職率低下に課金するか、採用に課金するかを選ばないとならないんだけど、
従業員に金をかけたくないので採用に課金してる。
従業員は大事にしてもらえないので辞める。

だからうちで経験を積んで同業他社へこっそり転職が一番美味しいので、
みんなそうしてる……