中学高校の同級生だったM子家の話がけっこう修羅だった。M子家はかなり大きなお寺でお金持ち

M子父（跡取り）には、バセドウ病だかなんだかで働いてもいなければ結婚もしていないパラヒキニートの姉がいた。
高校生ながらにM子家の祖父母、両親、兄弟三人、そして叔母さんという家族構成はなんか複雑だなと感じたけど。
内実はすさまじく、M子母はトメ・ウトメから昼ドラ顔負けの嫁いびりをされていた。
十万円だけ渡されて、これでやりくりをしろ、という隣で自分たちの娘であるヒキ子には好きなだけ金を使わせていた。
M子母はやむなく足りない分を、自分の実家に頼って工面していたというから・・・

排水口に溜まった髪の毛をM子母のシャンプーの容器に詰めたり、ありとあらゆるいびりをされた。
M子（長子）ふくめ妹弟は当然母親の味方で、力がない子どもなりに、母方の祖父母に訴えたりと頑張ったらしい。

なんでそんなとこまで知っているのかというと、M子母も同じ中高一貫の女子校の卒業生で、母娘で同級生という人までいて、ネットワークが密で情報が行き交いやすかった。