【驚愕】職場で後輩「やっと契約が取れましたよ!」私「おめでとう!それで誰と契約したの?」と聞いたら・・・
私営業なんだけど、以前私と契約したことのある業者が、私の後輩(新人で知識も足りない)と契約しようとしていた。
私はその業者と何年も付き合いがあって、やっと1件契約できた。
かつその契約も結構大変だった。
勿論他の営業もその業者へ挨拶には行くが、私を介して契約した業者であれば、業者から「私子さんとやってますから」と言われたら身を引くのがルール。
これには理由があって、Aさんが築き上げた関係をBさんが下手を打って壊すのを阻止するため。
ところが新人は、
①挨拶に行く
②私と付き合いの有る業者と知らずに名刺交換
③知らずに営業かける
④案件をもらってきて、その際「私子さんともやってたんだよなー、君も頑張れよ(これはお前にやると言われたようなもの)」と言われる
という流れで契約になった。かなりの大型案件。
③まではわかる。ただ④の時点で「私子さん、この案件を頂きました。やっていいですか?」と聞いて「私がやる」と言えば新人は手出しできないし、聞かれたら私が担当してた。
ところが新人はそれをやらず上司に報告→「私子さんともやってたようですよ」「あー、あそこかあ大変だったんだよー。上手くいくといいね」→で、普通に話をまとめていた。
いざ契約、となったところで私や周りが「それ誰からもらった?」と聞いて発覚。「私子への筋を通していないじゃないか」と周りも新人を叱りつけた。
私も
「長年のお付き合いがある人だから、あなたが下手をしたら私も契約できなくなる。
大変なことになるのをわかってやったのか。ルール違反だしマナー違反、上司が何も言わないのもどうなのか」
と注意した。
すると上司は
「たしかに私子さんはその業者と過去に契約したことがある。
でも、たまたま知らずに営業をかけてきた新人に『私子さんとやってるよ』と言わなかったのは、新人に案件を渡したのは、私子さんと業者がそういう関係だったんじゃない?
ちなみに俺が言わなかったのは、俺が必ず案件について見ているからだよ。要は下手打たない可能性が高いってこと。
で、もし新人さんに『やっていいですか』と聞かれたらどうするつもりだった?『私がやるから身を引け』と言うの?」
と言い返してきた。
私はカチンと来て
「勿論いい案件ならそれは私がやるから身を引けと言います。
魅力のない案件なら新人さんに練習がてらやって貰ってもいいですが、許可は私が出します。
そうやって新人が貰えるのは新人さんの実力ではなく私や他の先輩が関係を築いたからでしょう。
今回のことは新人さんのヒアリング不足と想像力不足です」
「今回は仕方ないが、謝罪してもらわないと気がすまない。業者と会社を繋いだのは私なのに、業者も失礼がすぎる。謝罪すれば許すし水に流す」
とはっきり言った。
社内では「私子が業者とそこまで話してなかったから仕方ないんじゃないかなあ」派と「あの新人は泥棒だ」派に二分されている。
一応私も業者に確認し、
「過去に私は契約してる仲だから言うのだが、新人にわたしている案件について私に担当を今から変えてもらえないか」
「過去に私と契約してあなたにもお金が入った。私への筋というものがあるだろう」
ということをやんわり、でも怒りながら伝えた。
けど、
「でももう新人さんとかなり話詰めてるからなあ。取っちゃうの可愛そうだよ。
また今度君にも必ず相談するから。
君が殆ど来てくれなくて、その間に新人さんが何度も来たから渡した、それだけだ。
勿論私子さんが契約してくれて嬉しいよ。今後も上手くやろうよ。
今後君と新人さんにしっかり振り分けるからさ」
と言われた。
新人はそれが初契約だったから、まあ笑いながらだけど
「本来それ私のやつだったんだよね。やらかしてくれたね、相手が私で良かったね。他でやったら二度とみんな口聞かないと思うよ」
と何度も言ったし、新人には「不快な思いさせてすみませんでした。もうあの業者には近寄らないようにします」と言わせた。
所謂シマを荒らすようなことを新人はやった訳なので、それを許容する上司にも、最初私に報告するという頭もなく大喜びしていた新人にもモヤモヤする。
営業の友達には
「それあんたが訪問するか、出来なけりゃ常にメールか電話してりゃ済む話だったんじゃないの?」
「『私子にしか出さない』という人に食い下がったわけでも無いんだからさ。別にあんたがサボってるとは言わないけど、要は案件渡すのが誰でも良いって人だったんじゃないの?」
と味方してもらえない。そうではなく、貰ったことを伝えなかったのが悪いんだと言っても理解されない。
「自分がやられたら殺意沸かない?」と聞くと
「いや?仕方ないじゃん。あー私の顔を売れてなかったのが悪かったなって思う」
と真逆の意見を言ってくる。
営業ならこの気持ち分かると思うんだけども。