【修羅場】旦那の末妹「なんで私を勘当するのよ!?」旦那の祖母「あんたは男癖が悪いし、何度も妊娠と堕胎を繰り返してるじゃないか!」末妹「酷いわ!」→結果
元夫には「勘当された末妹」がいた。勘当されてたから結婚式にも来ず、親戚付き合いもゼロ。会ったこともなかった。
なぜ勘当されたかというと異常に男グセが悪かったという。
十代の頃から何度も妊娠と堕胎を繰り返し、二十歳になる前に勘当されたという。
「今どこにいるかも知らない」と言われた。元夫はその末妹を毛嫌いして、話題に出ると嫌な顔をした。
その末妹が、元夫祖母の葬儀にひょっこり現れた。
黒のワンピースにラメが入ったタイツ。髪は結ばず長いまま垂らしていて、大きなイヤリングを耳に下げていた。
どうしていいわからず、あっちへウロウロ、こっちへウロウロという感じ。
子どもみたいだった。でも誰も彼女を相手しようとしない。
私は教職なせいもあって、見かねて「こっちへどうぞ」と隣に座らせ「みんなの真似をしてれば大丈夫ですよ」と言った。
そしたらすごくなつかれてしまって「お姉さん」と呼ばれ、「やさしい、やさしい」「好き」と言われた。
じっと黙ってるのが苦手のようだったが「静かにしてましょうね」「しーっ」と言えばわかってくれるし、訊き分けのいい五歳児という感じだった。
途中で「トイレ」と言うのでトイレに連れてってあげたら、
財布から一万円札を出して私に渡してこようとする。
末妹はたどたどしい説明で「女の人にはお金をあげて、男の人には行為をさせないと優しくしてもらえない」という意味のことを言った。
これはもう絶対にどこか障害があると思い、差し出がましいが親戚が働いてる病院の電話番号をメモに書いて
「ここに電話して。みんな優しいから大丈夫ですよ」と渡した。
席に戻ったら元夫はやっぱり嫌な顔をしてた。
その後末妹さんは病院に行ってくれたようで、思ったとおり正常より知能がだいぶ下だった。
成人だったから親兄弟に連絡は特に行かず、そのまま行政に保護されたらしい。
それっきり末妹さんとは一度も会ってないけど、病院の紹介だからちゃんとした所に保護されたはず。
ヒモみたいな男と住んで、ヒモと店にだいぶ搾取されながら夜の店の店員をやってたらしい。
元義実家は典型的な「子の障害を認めたくない親」で、適切な療育をさせなかったみたい。多分わかってたと思うんだけどね。
大人になってあれだから、子どもの頃はもっと知的障害が顕著だったはず。
末妹を病院に行かせたことは元夫にも元義実家にもバレなかったけど、何となくそれ以後ぎくしゃくしてしまって結局離婚した。