【修羅場】ある日の朝、末っ子に起こされた。「おきて、おかあさんがいない」
125: 122 2013/05/26(日) 00:40:54.74 0
2ちゃんは基本的にROMってたから長文書くのは初めてです。
登場人物
父、(元)母、じいちゃん(父方)、ばあちゃん(父方)
兄弟:①(1番目/自分)、②(2番目)、③(3番目)、④(末っ子)
我が家はじいちゃんの建てた家に8人で住んでいた。
父は根っからの仕事人間、母は専業主婦。
兄弟は自分含めて4人で、自分はてっぺん。
それなりに平和に暮らしていたと当時の自分は思ってた。
家族仲はいいと思ってたし、嫁姑の激しいバトルなんてものはなかった、と感じていた。
あれは自分が中学生だったとき。
ある夏休みの日の朝、末っ子の④が
「おきて、おかあさんがいない」と言いながら自分を起こしてきた。
言っている意味が分からなかった。
でも、起きてみると母以外の大人が憔悴しきっていた。
家中どこを探しても母がいない。自分もようやく状況を悟った。
家の周りをみんなで探した。母は見つからなかった。
母親の荷物は、必要最低限のものがなくなっていた。
玄関に一番近い部屋に寝ていた祖母が、物音を聞いていた。
未明に玄関を開けて出て行く音がしたそうだ。
夜逃げ、というか蒸発だ。自分で進んで出て行ったのだ、ということが分かった。
いなくなる前日、色々とあったらしい。
自分は兄弟のてっぺんだからということで、父から詳しいことを聞いた。