地味なA子に香水をプレゼントした。するとA子の中の女が目覚めてしまい...
私の入学した地方都市の女子大は、入学時に二分化されていた
わかりやすく言うと、
既にデビュー済みの垢ぬけた子達と
まだデビューしていない、垢ぬけていないダサ目の子達
私は市内の私立高校に通っていたので
周りの子も自分もルイ・ヴィトンブームだったし
大学入学時にはメイクも習得していたし
流行りのブランド物で固めていた
一方、垢ぬけしていない子達は田舎の高校から来た子達
四姉妹の長女であるせいか、
私は垢ぬけていない地味チームの子達に懐かれた
「そいうう服はどこで買ってるの?」
「化粧品は何から買えばいいの?」
「そんな高いハイヒールでなんで転ばないの?」
「毛先がクルンってなってるのはどうして?」
私は自分の妹達に教えてきたように、彼女たちにいろいろ教えていた
ちなみに私が仕上げる前の彼女たちはみんなノーメイク
眉毛すらいじったこともない
(ギャル系ではない)ジーパン
靴はみんながみんなスニーカー
もしくはGパンにTシャツなのにコンサバなローファーを履いていたり
失礼ながらファッションはみんな致命的だった
化粧品=高い と思っている子達が多かったので
いきなりベースメイクのフルセットを買わなくても
肌色の日焼け止めクリームから始めてみたら?とか
眉毛は眉毛の下のうぶ毛をT字カミソリで剃ってあげたり
ビューラーとマスカラの使い方を教えてあげたり
手ごろな価格帯の服屋に買い物に付き合って
一万円で全身「今どきの女子大生」に変身できる服を買ったり
低めのヒールのサンダルを頑張って履いてる子に
靴ズレ防止の絆創膏の貼り方を教えたり
お姉さん気分で彼女たちを見守りつつサポートしてきた