コロナ以降、役員人事の変更によってうちの会社の制度が一気に悪化した。今まで平和だったのに、とにかく監視が凄まじいことになって...
今まで平和だったのに、とにかく監視が凄まじいことになって、若い人達が一気に辞めてしまった。SF小説かってくらい。
まず営業はタイムカード廃止。管理職は午前6時半出社、平社員は7時出社、午後9時退社を義務付けるようになった。
お昼ご飯は事務、営業共に社外での飲食絶対禁止になった。
社内で歩くの禁止。常に走るようにルールが決まった。
営業は完全週休2日矢印隔週休2日に変更したのに加え、ノルマ達成できなかった時のペナルティ出勤を更に4日追加。つまりノルマ達成できないと月2日しか休めない。
更に給与も固定給は10万以上ダウンし、ノルマ達成できなかった部署の全員が連帯責任によりインセンティブも貰えなくなる仕様に。
コロナが始まってすぐ、全社員リモートになったところまでは良かった。会社でスマホとタブレット支給したのもいい。
でも休みの日も、営業は仕事しているか(タブレットなど開いているか)常にチェックされるようになった。つまり営業は会社にいなくても仕事しないと許されない空気になった。
そしてGPSがついているので、どこにいるのかわかってしまう。
リモート解除後、例えば女性営業が休みの日に産婦人科の病院に行った場合、GPSでわかる。「癌や妊娠なら退職促せ」と社長から指示が出され、健康診断を自腹で受けるよう通達が出される。
休みに家に一日中いた社員には「お前家にいたんだからもっと沢山仕事できたろ?」「まさかタブレット置いて遊んだんじゃないだろうな。許さんぞ」と社長から指導される。ということが頻繁に起きた。
今まで20、30代の若い営業社員が物凄く成果を上げていた。
コロナでも黒字だった。事務の私も食べて行けた。
確かにコロナで売上は通年より2割ほど落ちてたけど、それでも黒字。
「むしろ傷は浅いし挽回余裕だ」と営業の人達も言っていた。
その人達はコロナ騒ぎが少し落ち着いた時、みんな、本当にみんな辞めてしまった。当たり前だよね。
100名近くいた社員、20人くらいに。残ったのは管理職の人達だけ。
役員はここまで辞めると予想してなかったらしく、「この時期に辞めるなんてあいつら馬鹿じゃないのか」と呆れてた。
かなり給与を手厚くして求人を出すようになった。後先考えない若い人が見たら喜んで飛びつくレベル。
だから求人を見て沢山の人が営業として入って、そして全員辞め、また再び求人出してを繰り返すようになった。新人が毎週入って、一人も残らない。
管理職が初日の新人さんに
「明日から来ないでくれるか?新人教育してる暇がないんだよ」
社長が1週間目の新人さんに
「なんだお前!今日も出社してるのか。もう来ないかと思ったよ。みんなこの辺りで辞めるんだけどな。まあとってやったんだから感謝しろよ」
と、はなから期待していないようなことを平気でいうようになった。
そして昨日、営業は朝の出社は1時間早めに、帰りは終電まで残るよう通達がなされた。
来年あたり転職しようかと思う。
なんでこうなっちゃったんだろう。